教えてバーテンダー！【ショートカクテル、ロングカクテル】違いは何？

ロングとショートってグラスの大きさと思われてることが多いのですが、実は時間のことなんです。

正確には「ショートタイムカクテル」と「ロングタイムカクテル」

短時間で飲むカクテルが「ショートカクテル（ショートタイムカクテル）」

時間をかけて飲むカクテルが「ロングカクテル（ロングタイムカクテル）」

そう、実はグラスの形、大きさではないんです。

そうですね。

ショートカクテルは5分から10分、ロングカクテルは20分くらいで飲み終わる感じですかね。

ショートとロングの見分け方は「氷が入っているか、いないか」なんです。

氷が入っていないショートカクテルは、時間が経つと温度が上がってしまい、美味しくなくなってしまうので短時間（ショートタイム）で楽しむもの、一方、氷が入っているロングカクテルは温度が保たれるので比較的時間をかけても（ロングタイム）楽しめるようになっています。

全てではないですけど、高めのものが多いですね。

逆に、ロングカクテルでもオンザロックスタイルのカクテルなんかは度数高いものもありますよ。

その時の気分で自由に選んでいただいて大丈夫です。

ただバーテンダーとしては、ショートカクテルはヌルくならないうちに飲んでいただきたいです。

お寿司や天ぷらと同じ感覚です。

なるべく美味しいうちに召し上がれ！ということです。

そんな時は裏技あります。

ショートカクテルをオーダーした時に「ロックスタイルで！」と一言添えればOK。

マティーニ、サイドカー、ギムレット、様々なショートカクテルをオンザロックで楽しむことができます。

カクテルは、味以外にも時間によってもオーダーのバリエーションがある楽しいものなんですよ。