バーテンダーになるために【資格】は必要？なくてもカクテルつくれます！

結論、バーテンダーになるために資格は要りません！

いやいや、そもそもバーテンダーに関しては国家試験的なものが存在しないんですよ。

いろいろな民間団体が資格を発行していますが、どれも公的な効力はあまりありません。

もちろん持ってますよ。

それでは、いくつか資格をあげてみましょう。

まずは、日本バーテンダー協会（Nippon Bartenders Association：以下NBA）が発行している資格。

これは、協会メンバーです！といった資格です。

協会員は、まずはここから。

これはバーテンダーにとっては結構重要な資格。

この資格を持ってないと、NBA主催のカクテルコンペティション「全国バーテンダー技能競技大会」に出場できないんです。

近年はディアジオやバカルディといったメーカー主催のカクテルコンペティションがたくさんありますが、やはりこの技能競技大会が日本では一番権威のある大会とバーテンダー旦那は思っています。

優勝者は、日本代表として翌年の世界大会へ出場します。

これはですね、20年ほど前でしょうか、世界で共通のバーテンダー資格をつくろうとNBAと国際バーテンダー協会（International Bartenders Association：以下IBA）でつくった資格です。

んー、一見すごそうですが、残念ながらあまり関係ないかなー。

ちなみにバーテンダー旦那も20年くらい前に取って、現在シンガポール15年目になりますけど何か業界でこのIBA資格が活躍したことは一度もありません。

これは協会、業界を牽引するベテランのバーテンダーに与えられる資格ですね。

他団体の資格も見ていきましょう。

日本ホテルバーメンズ協会（Hotel Barmen’s Association Japan：以下HBA）が発行している資格。

こちらは、カクテルの知識を高め、その楽しさをより多くの人に知ってもらうための「ＨＢＡカクテルアドバイザー」という資格認定。

非会員の一般の方向け。

酒販関係者やキャビンアテンダント、デパート販売員など業界の人向けの資格。

こちらもHBA主催のカクテルコンペティションに参加する際、必須資格となります。

プロフェッショナル・バーテンダーズ機構（Professional Bartender’s Organization：以下PBO）が発行する資格。

こちらの資格もPBO主催のカクテルコンペティションへの参加資格になっています。

そうですね。

団体に所属し資格を取るかどうかはバーテンダーの本人次第。

ぶっちゃけ、これらの資格がなくてもバーテンダーになれますし、実際、資格を持っていないバーテンダーもたくさんいます。

でも、決して資格を持っていないからダメとか、資格を持ってるからいいバーテンダーだ、とかそういうことではありません。

コンペティションに出るためと、あとは自己研鑽ですね。

資格を取るには勉強しないといけませんから、否が応でも勉強することになりますので。

メリットとしては、就職、転職の時、有利になるかもですね。

やはり、自分も人を採用する時、これらの資格を持っている人だと一応安心というか、一通りの知識と技術はあるんだなってわかりますから。

現場で研鑽を積みながら、さらに資格も取っていく！これですね。