その搾り方間違ってます。【バーテンダーが教える美味しいレモンジュースの搾り方】プロはこうやっている！

基本的には絞りますね。

レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツなどなど。

お店にもよりますが、バーテンダー旦那は基本手で一個一個絞ります。

絞り方によって味が変わるからです。

特にレモン、ライムは重要。

そのジュースはショートカクテルにおいて、全容量の1/4、1/3を占めることもざら。

そう。

だから、きちんとした搾り方で絞らなきゃいけない。

このガラスのジューサーを使います。

ここからが重要。

普通みんなこうやって搾りません？

グリグリーって。

はい、ブブーっ！

こうやって突起部分にグリグリ押し付けて搾ると中の果肉、ふさの白い皮全てを潰してしまいますよね。

そうするとジュースが濁って汚い色になっちゃうし、味も苦くなるんです。

果肉を軽く突起部分に当てて、手でグーっと包み込むように絞ります。

断面を見てください。

では、実際に比べてみましょう。

左がグリグリして搾ったジュース、右が正しいやり方で搾ったジュース。

まず色が全然違いますね。

そして味。

でしょ？

こんな渋くて苦いジュースを使ったら当然カクテルも渋くて苦くなっちゃう。

これ見たことありません？

「メキシカンエルボー（メキシコ人の肘）」といいます。

メキシコ人はライムをよく使うのでこの名前がついたといわれてます。

海外のバーテンダーがよく使ってますね。

これもダメです。

これはバーテンダー旦那の素朴な疑問なんですけど、海外のバーテンダーのYouTube見るじゃないですか。

おかしくないですか？

お酒はメジャーカップ使って分量計ってるのに、レモンやライムはメキシカンエルボーから出てくるジュースを計らず直接シェーカーへ。

フルーツは個体差があるから1個から取れるジュースの量なんて全部違いますよ。

そうなると、そもそもお酒にメジャーカップ使ってる意味！って思いますね。

これ目の前でやられると、一見「お！さすがフレッシュジュース使ってるのね！」って思うかもしれませんが、味は期待できません。

そう。

酸化とかの問題もありますけど、少量づつ数時間おきに搾ればいい話。

居酒屋さんの自分で搾るタイプのレモンサワーなんかも、この正しい方法で搾ると味がグンとよくなりますよ。